ハレナイ

病まない

キンプラ見て頭が混乱したサーティーワン

KING OF PRISM -PRIDE the HERO- を観ました

こんばんは、ぽっぽ先生です。

一昨日、6月10日。「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-DE the HERO-」を公開初日に観てきました。

kinpri.com


そういえば昨年2月、前作「KING OF PRISM」を見て、あまりの衝撃を受けて手が動くままブログの記事を書いたこともありました。記事を多くの方に読んでもらって、菱田監督の目にも留めていただいたんですよね。

その記事がこれ⬇︎

hnpp.hatenablog.com

 なつかしい。

前作を見て人生を見つめ直し、何度も映画館に足を運び、「キンプリ気になるけど一人じゃ見に行く勇気がない」という友達を何人も『その能力を別で活かせればいいのに』と思うくらいの口車に乗せて劇場に連れ込んだり、とにかくキンプリという作品を何度も感じたい、応援したい、そしてあわよくば続編が観たいという気持ちを抱えていました。

きっとわたしのように、いやわたしよりももっともっと強い思いを持ったファンの方たちの気持ちが届いて、今回ついに満を持して新作が公開されました。

4月末に第一子を出産して1ヶ月半。出産前から「キンプリの新作を初日に見るのは難しそうだけど、上映期間中に行けたら良いな」と思っていました。
ところが、アホほどキンプリに入れ込んでいるわたしを気遣ってか、夫が「子どもは見ておくから、公開初日に観に行ってきたら?」と、わたしを戦場へ送り出してくれたのです!しかも仲良しの友だちが「初日、一緒に観に行こう!」と誘ってくれて。何たる僥倖。もしかしたらわたしの前世は何千人もの命を救った医者で、その徳が現世のわたしに幸福をもたらしてくれているのかもしれない。ありがとう前世のわたし。グッジョブ。

で、だいたい「映画を観た」ときたら「感想は…」と続くものですよね。でも違うんです。「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」の感想を書くっていうのは、とても難しいことなんです。「宇宙って東京ドーム何個ぶんくらい?」と聞かれているようなものです。答えられません。

っていうのはちょっと大げさですが、とりあえず正直なところを言うと、わたしはまだ「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」(以下、キンプラ)を1回しか観ていないので、メダパニをかけられたボストロールみたいな状態なんですよね。混乱中。情報量が多すぎて整理できてないし、現実を受け止められていないし、まだ感想を書けるような状態ではないのです。というわけで今回、感想については割愛します。いやね〜言いたいことはいろいろあるんだけどさぁ〜たとえばね〜〜

 

いいからとりあえず観て。

 

この投げやりすぎる文章で、いかに混乱しているか分かっていただけると幸いです。何だかすみません。


誕生日を迎えました

で、そういえば本日誕生日を迎えました。ツイッターやLINEなど、お祝いのメッセージありがとうございました!

 

f:id:hnpp:20170612230351j:plain

31歳の誕生日の日にサーティーワンアイスクリームを食べる、という地味な夢が叶ったので大満足です。31歳か〜もう大人ってかんじですね!(大人だよ)

子どもが生まれてからは「娘の自慢のママになる」という目標ができました。年齢相応の落ち着きを身につけながらも、いつでもフレッシュなパワーを欠かさないように頑張りたいと思います。

 

f:id:hnpp:20170612230701j:plain

そういえば一昨日、一緒にキンプラを観に行った友だちみんなから、一足早い誕生日プレゼントで速水ヒロのねんどろをいただいたんですよ!嬉しい!!しかもキンプラ観終わった後に貰ったから、感動がすごくて……本当にありがとうございます。さっそくわたしのパソコン用デスクに飾りました。今朝さっそく猫の手によって倒されてたけど。

これはあと2人も揃えてオバレを並べたくなりますね。よい猫対策を思いついたら買おうかと思います!それではまた次回。

うっかり者だらけのお宮参り

前回、極度の空腹に耐えながらも何とか1ヶ月健診を乗り越えたフーさん。

hnpp.hatenablog.com


1ヶ月健診の翌日には、お宮参りという大きなイベントが控えていました。

初宮参り(お宮参り)とは?(参照:wikipedia

初宮参り(はつみやまいり)とは、赤ちゃんが無事に生誕1か月目を迎えたことを産土神に感謝して報告する行事である。初宮詣(はつみやもうで)とも。通常、単に宮参り(お宮参り)というと初宮参りのことを指す。

というわけで、わたしたち家族と、両親・義両親、あとなぜか当日ヒマだったらしいわたしの姉で神社へ行ってご祈祷してもらいました。神社はたぶんどこの神社を選んでもいいと思うんですが、子どもの負担を考えると家からあまり遠く無いところが良いと思います。わたしたちが行った神社は特に事前に予約の必要は無く、当日行って申し込みをして、時間になったらご祈祷が始まる、というシステムでした。予約が必要な神社もあるみたいなので、あらかじめ調べておくのがよいですね。

その神社では結婚式などもやっているので、社務所に衣裳室や写真館なども入っていました。義母が神社の衣裳室にあらかじめ電話で着物のレンタルの予約をしていたようで、可愛らしい着物を羽織らせてもらっていました。

f:id:hnpp:20170602103337j:plain

お宮参りは通常、父方の祖母(わたしからみて義母)が赤ちゃんを抱っこするのが習わしだそうです。というわけで真っ白なセレモニードレス(ミキ●ウスで購入、わたしのスーツより高い)に更に高級な着物(衣裳室でレンタル、わたしのスーツより高い)を纏いし伝説のフーさん with 祖母。さすが3人も子どもを産み育ててきたお義母さん、抱き方が上手いのかフーさんも終始スヤスヤ状態でした。
※ちなみにわたしのスーツは楽天で買っためっちゃ安いやつです


時間になったのでみんなで本殿に入り、すぐにご祈祷が始まりました。
神妙な雰囲気の中、神主さんが祝詞を読み上げてくださるのですが、神様にフーさんという存在を報告するため?に住所と名前をお伝えするんですね。

聞いたことある方は想像がつくと思うんですが、祝詞を読み上げている時って独特の調子なんですよね。その調子で「東京都○○区○○ 1-1-1 ハッピーハウス503号〜」とか読み上げられると、和洋折衷というか、何とも言えない違和感があるんですよね。
まあそれは仕方ないとして、問題はそのあとでした。

「この者〜〜長谷川ふみキャ…」※名前は仮名です

噛んだ!!

大事なところでフーさんの名前を噛まれてしまいました。ご祈祷中、参列者は頭を下げていなければならないのですが、下を向いたまま必死に笑いを堪えるわたし。名前微妙に間違ってるけど果たして土地神様にこの子の情報は正しく伝わったのだろうか…。そんなわたしの不安をよそに、何事もなかったようにご祈祷は続きました。さすがプロ。

ご祈祷は全部で30分かからないくらいで済みました。途中、フーさんが起きて泣き出したりしないかとヒヤヒヤしたものの、相変わらずグッスリ寝ていたので一安心。まあ、それがこの後のハプニングに繋がるわけなのですが

 

その後、社務所内の写真館できちんとした記念写真を撮ることになりました。その写真館にはメインカメラマンの男性1人、サブカメラマンの男性1人と、サポートスタッフ2名の女性がいました。

大人たちが全員身なりを整えて配置について、さあ写真を撮りますよというところでフーさんが全く起きない。主役が寝ているとやっぱり写真館的にマズいようで、サポートスタッフ2名の女性(おばさまがた)によるフーさん覚醒作戦が始まります。

f:id:hnpp:20170602110233j:plain
フーさんを抱くわたしとドレスを整えるスタッフの方々の手。


スタッフの女性たちは子どもをあやすための鈴のおもちゃを取り出し、フーさんの顔の前でけたたましく鈴を鳴らし始めました。


おばちゃんA「シャンシャン起きて〜〜〜〜シャンシャンシャンシャンシャン起きるのよ〜〜〜フ〜〜ちゃ〜〜〜んシャンシャンシャンシャンシャンシャン」

おばちゃんB「せっかくの可愛いお目目でしょ〜〜シャンシャンシャンシャンシャンシャン開けて〜〜〜シャンシャンシャンシャン目を開けて〜〜〜〜シャンシャンシャンシャン」

 

わたし&夫「ブッフォォォww」


おばちゃんA「シャンシャンシャンどうしてもダメなの〜〜??シャンシャンほら起きるのよ〜〜
シャンシャンシャンシャン」


カメラマンさん「お父さんお母さん、赤ちゃんの方は見ずに笑顔のままカメラだけ見ててください!!」


おばちゃんB「シャンシャン
シャンどうしてなの〜〜〜シャンシャンシャンシャンシャン目を開けて〜〜〜シャン
シャンシャンシャンシャン」

カメラマンさん「あぁ!お父さんお母さん!だからちゃんとカメラを見て!!」



無理だろ。

 

ここまで激しい物音を立てられてもまっったく起きないフーさん。将来学校に行き始めた頃を考えると非常に憂鬱な気持ちになりましたが、ちょっとのことでは動じない姿勢は評価したいと思います。

結局スタッフのおばさまがたの努力も虚しく、フーさんは写真館にいる間ほぼ目を覚ましませんでした。カメラマンの若い男性も苦笑いしながら「1枚だけ目が開いてる写真が撮れたので、これでいいですか?」とモニターで写真を見せてくれたのですが

 

半目。


開いてるっちゃ開いてるけど、半目。わたしと夫も笑いをこらえるのに必死で微妙な表情。そして追い打ちをかけるように更なる悲劇が起きました。

義母「ねぇ、今気づいたけどあんたそのスーツ上下別なものじゃない?」
夫「あ、本当だ…」

なんと、夫のスーツのジャケットとズボンが別物だったのです!両方ともストライプではあるのですが、明らかにストライプの幅が違うし、微妙にスーツの色も違う。言われてみれば明らかに違う。

そういえば家を出る直前、クソタイミング悪く消防点検のおじさんがやってきて「3分で終わりますから!」と強引に点検をしていったことを思い出しました。それと同時にフーさんも泣き出し、家を出る直前になって超バタバタに。
事前に色々と準備をしていたものの、夫が急いで手にしたジャケットがセットのものではなかったんですね。

「やっちまった〜〜〜!」と身悶える夫を、少し離れたところからじっと無表情で見つめるフーさん。

いま起きるんかい。



というわけで、初めての家族写真は何かもう色々とツッコミどころ満載の写真になりましたが、これもニュービーパパ&ママの良い思い出ということで、将来の笑い話にしようねということになりました。

腹ペコ1ヶ月健診

こんにちは!最近の一番の悩みは、新しく買った食器洗い用洗剤のにおいが臭すぎて毎回食器を洗うのが憂鬱なぽっぽです。

わたしは元々鼻がそんなにきく方では無いので、今まで生きてきて「このにおいは本当に無理だ」と感じたものは、高校時代に姉がつけていた香水のにおいと、今回の洗剤の2つだけです。なお、高校時代の香水の方はわたしが猛クレームをつけた結果、姉と殴り合いの喧嘩になりました。

レビューでは「匂いが良い」という意見もあり「マジかよ…」と思いつつも「人の香水のにおいですぐ気持ち悪くなる」という人の気持ちもよく分かりました。においばかりは好き嫌いが激しく分かれるので、過度に香水をつけるのはほんとNGですね…。

ちなみにその洗剤が気になる方は「洗剤 ザクロ」で検索してみてください。速攻見つかると思います。そもそも「ザクロ」って時点でだいぶ尖ってますけどね。(※我が家のその洗剤は夫が買ってきたものでした)


思わず記事の冒頭に書いてしまうほどの衝撃だったのですが、今回は1ヶ月健診のお話を書きますね。

 

1ヶ月健診は、退院から1ヶ月後に主に出産した病院で行われる検査です。退院後、赤ちゃんの体重が順調に増えてるかどうか、先天的な病気が無いか、普段の様子や困ったことが無いかの問診などをされます。母親の方も子宮の戻り具合や傷の回復状況などを診られます。

結論から言うと健診自体は子ども5分、母5分の計10分くらいでそれぞれ何の異常もなく終わったのですが、問題は待ち時間
健診は14時開始と言われていて、わたしたちは13時45分くらいに到着したのですが、待合室には既に1ヶ月健診待ちと思しき6〜7組の親子が待機していました。中にはフーさんと同日に産まれた子とそのお母さんたちの姿も。
どうやら同じ病院で同日&1〜2日違いで産まれた子の健診はまとめて行われるようです。まあ、大きな総合病院でもないし、病院側のコストを考えたら妥当なのですが。

もし女同士の集まりで約束時間の15分前に到着しようものなら「ごめん、お待たせ〜!」「ううん、気にしないで〜!」の「気にしないで〜!」側になること間違いなしなのですが、子どもを抱える親の立場になると15分前行動じゃ最後尾だということを学びました…。

そして事前に病院からの注意事項として「健診中ミルクの吐き戻しをしないように、授乳は13時までに済ませてください」と言われていました。それをクソ真面目に守って12時30分ごろまでには授乳を済ませたのですが、現在フーさんは2時間に1回お腹が減って泣くんですよね。

待つこと30分…ここまでは順調だったのですが、14時30分をこえた頃

フーさん「ふぇ…ふえ…(涙)」

腹ペコタイム突入!!


抱っこでウロウロしたり何とか宥めるも、15分程度が限界。「ごめんねぇ、終わったら好きなだけ飲んでいいからもうちょっと待ってねぇ…」とこちらも泣きたい気持ちで宥め続けるけど、フーさんの叫びは激しくなるばかり。

最終的にフーさんは虚空に向かって「チュチュチュチュチュ」と音を立てておっぱいを吸う素振りを見せるエア授乳を始めました。

f:id:hnpp:20170602101511p:plain


ごめんよ…無力な母を許しておくれ…。


そんなこんなでわたしたちの順番が回ってきて健診が終わったのが15時半ごろ。急いでお会計を済ませて、駐車場に停めた車内で授乳を済ませました。
ベテランママさんなら何てこと無いことなのかもしれませんが、ニュービーママには子どもが悲しそうに泣いてるだけでもプチパニック。産科だから赤ちゃんが泣いてても気にするような人はそんなにいない状況ですらかなり慌ててしまいました。

まあ、何はともあれ母子ともに相変わらず健康だったのが一番でした!子連れのお出かけは時間に余裕を持ちまくることが大事なんですね…。すごく学びになりました。。


次回はお宮参りの話を書きます。

 

広告を非表示にする

無痛分娩での出産レポート3「トンカツ、そして初めての対面」

こんにちは、ぽっぽ先生です。ここ数日、東京は晴れて天気も良く、夏のように暑い気候になりました。フーさんが生まれてもうすぐ1ヶ月。春生まれだからと思って産まれる前に長袖で風通しの良い服を色々用意していたのですが、そろそろ夏服も用意してあげないとな〜と思っています。

さて、これまで数回に分けて執筆してきた『無痛分娩での出産レポート』も今回で最終回です!無事に産まれるまでのラストスパートの話を書きます。


▼過去の記事はこちら

無痛分娩での出産レポート1「陣痛とオマール海老」

hnpp.hatenablog.com

 

無痛分娩での出産レポート2「分娩台で団イベ」

hnpp.hatenablog.com

 

〜前回のあらすじ〜
陣痛が来ていて子宮口もだいぶ開いているものの、お腹の中の赤ちゃんが全く降りてくる様子が無いと主治医の院長先生に告げられたわたし。このまま様子は見るけど、もしかしたら赤ちゃんが降りてこられない理由があるかもしれないから、場合によっては帝王切開になるかもしれない、と。

そう言われてわたしは「帝王切開かー、お腹切るのは嫌だけど子どもが無事ならそれが一番いいな…」なんてぼんやり考えました。その時、帝王切開になるかもしれないことにショックはそれほどありませんでした。

というのも、36週くらいの健診でエコーを見た際に「へその緒が首のあたりに二重に巻きついている。もしかしたらあと2週間でほどけるかもしれなけど、場合によっては帝王切開になるかもしれない」ということを言われていました。
その健診の直後はやっぱりショックだったし、不安もあったけど、何よりも子どもの命が最優先だから!と、事前に覚悟を持つことができていたのです。いま思えば当日分娩台の上で変に取り乱さずに済んだので、結果的に良かったのかも。

 

不安要素がありつつも人工破水へ 

午前11時過ぎ、再び院長先生がやってきて「破水の処置をします」と言いました。内診の時と同様に下から手を突っ込まれた次の瞬間「パチン!」という音。と、次の瞬間に股の間から生ぬるい液体が出てくるのを感じました。痛みは全く無いけど何だか不思議な感じ。
少し上体を起こして股間の方を見てみると、先生の手に小さなハサミのような器具が握られているのが分かりました。え、あのハサミを中に突っ込まれて何やら内臓の膜を切られたのか…と思うとちょっとゾワッとしたけど、麻酔のおかげで全く痛みを感じずに済みました。

「破水したから、これでしばらく様子を見ましょう」と院長先生はそう言ってすぐに部屋を出て行きました。助産師のワタナベさんだけ部屋に残っていたのですが「麻酔ってすごいよね〜。もし無痛じゃなかったら、今ごろ痛みで叫んでたと思うよ」と、軽く怖いことを言っていました。
※自然に破水するときは痛くないらしいけど、人工破水はかなり痛い、とどこかのブログで読んだので、多分そうなんだと思います…。 

しばらくしてワタナベさんが「朝早かったし、眠いんじゃない?まだ時間かかると思うから、少し寝てていいよー」と、部屋を出る時に電気を消していってくれました。なんて優しい人なんだろう…と感動しながら、わたしは再びスマホを取り出してグラブルの団イベを再開しました。寝るくらいなら肉を集めるぜ!!


ちょうどこの時、早めにランチを済ませるため数十分前に病院を出ていた夫から、LINEで「行こうと思ったお店が定休日で開いてなかった」と悲しみを湛えたメッセージが送られてきました。駅前の牛丼屋で軽くすませる、とかじゃなくて、わざわざ食べログで評価の高い店を見繕っていたらしい。これから子どもが産まれるというのにこの余裕!わたしは産むまで絶食だというのに…!!

この時は、まさかこれが後々のトラブルへのフラグだったとは思いもしませんでした。

 

先輩ママとしばし雑談

それからしばらく、薄暗い部屋で一人黙々とボスを倒し続けていました。とはいえ、静かな部屋にモニターの音だけが響く中、単調作業ばかりやっているとさすがに眠気が…。気づいたら10分ちょっと寝落ちしていました。

目が覚めた時にちょうどワタナベさんがわたしの様子を見に来てくれたのですが、すぐに「あ、いけない!」と言ってわたしの右腕の方に駆け寄ってきました。

何だろう?と思って見てみたら、点滴が抜けてしまったか何かで血液が逆流して、右腕のあたりが血まみれバイオハザード状態に!急いでワタナベさんが点滴を直してくれたり、汚れてしまったベッドを拭いてくれたりしました。

その時、もろもろの処理をしながらワタナベさんが「お仕事はいつまでしていたの?」とか「どんなお仕事してるの?」とか雑談をしてくれて、ワタナベさん自身も2人の子どもを育てながら助産師の仕事をしている話をしてくれました。

「夜勤とかはできないから、昼間だけ働かせてもらってるの。大変だけど、楽しいよ」って、生き生きと話してくれたのがすごく印象的でした。

助産師とは女性だけができる仕事なので、いわば女性社会。しかも子どもに関わる仕事だから、子育てしながら仕事を続けたい人にもやっぱり融通がききやすいのかな。でも全員が全員子育てママだと夜勤が出来るスタッフがいなくなっちゃうし、なかなか難しいですよね。と、詳しい事情はわからないけど、わたしもいずれは職場復帰を目指している身なので、仕事は違えど子育てしながら生き生きと働いているママ先輩を目の当たりにして、なんだかすごく勇気が湧きました。素敵だなぁ。

 

リフレク無効からの急展開

そうこうして過ごしてるうちに、時刻は午前11時半を少し過ぎたところで突然ものすごい腹痛が襲ってきました。陣痛計測のモニターを見ると、どうやらモニターの数字が上がっている時にあわせて痛みが来ているようで、すぐに陣痛の痛みだと気がつきました。

麻酔をしているはずなのに普通に痛い。例えるなら、リフレクかけて安心してたと思ったら、アルテマがリフレクを貫通してダメージを受けているような感じ。顔をゆがめてしまうくらいの痛みではあるけど、泣き叫ぶほどではなかったので、それでもやはり麻酔の恩恵は受けていたんだなと感じました。これ、麻酔無しだったら本当に本当に地獄の痛みでしょうね。

「痛みを感じたらすぐ教えてください」と麻酔科の先生も言っていたので、痛みが来ていることを報告。するとすぐに背中のチューブから麻酔を追加してくれました。数分後には先ほどまで感じていた重い痛みも消えて、陣痛が来るたびにお腹が張る感じだけが残りました。

この時自分でも「今すでにこんなに強い痛みが来ているということは…」と薄々感じていたのですが、正午12時過ぎにワタナベさんが内診してくれた時、若干「しまった」というような感じの笑顔をみせたことを見逃しませんでした。

「あのね、いまもう子宮口全開になってる。いつでも産めるけど、ご主人はまだ戻ってこないかな?」

なんですと???


ほんの1時間ほど前は「夕方くらいまでかかるだろう」と言われていたのに、まさかの急展開!!ランチ難民になっていた夫はまだ帰ってきておらず、あわててLINEを開いてみたところ

夫「結局トンカツ屋さんに入ったよ」

と、数分前にトンカツの写真付きで連絡が来ていました。

トンカツ食ってる場合じゃねぇぞ!!!!!!!!


「もう産まれそうみたいだからいち早く戻ってきて!」と、普段の3倍くらいの速度で連絡するも、なかなか既読がつかず。

ワタナベさんに「すみません…夫はいま、トンカツを食べているようなんですけど、まだ待てますか…?もしダメなら立ち合いは諦めて、子どものこと最優先でお願いします…」と、大変申し訳なさそうに言ったら、「あ、そうなんだ(笑)まだ大丈夫だから、戻ってくる時間わかったら教えてね」とめちゃくちゃ苦笑されました。

慌ただしくお産の準備が進められる中、連絡をしてから15分後くらいにようやく夫が到着。食べ終わってすぐに走って戻ってきたようで「口からトンカツが産まれそうだ…」と言っていました。わたしは下から子どもが産まれそうだよ。

 

フーさん誕生へ

助産師さん3人と麻酔科の先生、そして全速力で戻ってきたから若干グロッキーな夫。ようやく全てのパーティーメンバーが揃ったところでいよいよお産本番!今まで寝ていた分娩台が動き出して、診察台のように両脚がM字開脚状態で腰よりも高い位置に上げられました。
担当助産師のワタナベさんが「いいお産にしましょうね!私が責任を持って取り上げるから安心して!」と笑顔で励ましてくれて、わたしもやる気スイッチが入りました。


実を言うと最後のお産の時は必死すぎてあんまり覚えていないのです。無痛分娩は、痛みが無い分いきむのが難しくて、例えるなら「便意が全く無いのにふんばって出さなきゃいけない」みたいな状態。痛くは無いけど股の間に大きなボールみたいなのが挟まっているような感覚だけはありました。

ただ、事前に先生から「無痛分娩はいきむのが難しくて、あまりにお産が長引くと吸引分娩になってしまう可能性がある」と言われていました。吸引分娩はその名の通り、赤ちゃんの頭に器具を取り付けて引っ張り出す方法。赤ちゃんの頭が一時的に変形(伸びたり)してしまったりすることもあるそうです。
いろいろな理由でその方法を選択せざるを得ない状況ならともかく、自分の頑張りが足りないせいで子どもに負担をかけるのは極力避けたかったので、とにかく必死に、でも助産師さんのアドバイスを忠実に守って、陣痛の間隔に合わせていきんでいました。

あ、でもいきんだ瞬間に何度かものすごい音量でお腹が「グ〜〜」と鳴って、すっごい恥ずかしかったのは覚えています。エドはるみか!(古いし寒い)

そして本格的にお産が始まって15分程度。12時52分に、フーさんは無事産まれました。陣痛が始まって、いろいろあったようであっという間の4時間半でした。
思いもよらぬ急展開で、先生や助産師さんたちに言われていたよりもずっと早く産まれて「初産とは思えないね!」と言われましたが、何事もなく母子ともに無事、健康に出産できたことは何より良かったです。


ちなみに初めてフーさんの泣き声を聞いたときの感想はヨッシーアイランドのマリオの泣き声に似てる…」で、最初に対面したときに初めてかけた言葉は「大丈夫??」でした。(元気よく泣きすぎて過呼吸みたいにヒィヒィ言ってたから)

 

無痛分娩を選んで感じたこと

最後に、無痛分娩で出産を終えて感じたことを率直に書きます。わたしの個人的な意見なので、こういう考えもあるんだな、くらいで読んでもらえたらと思います。

まず、わたしは無痛分娩を選んで本当に良かったと思います。リラックスしてお産に臨めたし、出産を終えた当日の夜からスタスタ歩けるくらい元気で、翌日から始まる母子同室にも体力に余裕を持って対応することができました。もともと体は丈夫な方なので、産後の回復もすごく早かったです。翌日から母子同室が始まって精神的にしんどくなったので、体力が残っていたのは本当に助かりました。


ただ「苦しい思いをして産んだからこそ我が子が可愛い」という意見も、気持ちの面では理解できます。でも一つだけ言わせてください。産まれてきた子は、お腹の中にいた時に想像していた1000倍くらいは余裕で可愛いです

そして、無痛だからといって体へのダメージがゼロではないです。わたしも出産の最後にいきみすぎて、ま○この内側がビリビリに裂けてしまい、数針縫合しています。しばらくは股間の痛みが続いていたし、後陣痛も結構辛かったです。どんな方法を選んでもノーダメージで出産というのは無理な話なので、ダメージを軽減するプロテスみたいなものだな〜って思いました。

妊娠中は出産=ゴールみたいに感じている節もありましたが、実際は産まれてからこれから、10年、20年と続く子どもとの生活が本番。新たな生活のスタートを切る「出産」というイベントが素敵な思い出になるように、その人に合ったお産の方法を選べるのが一番良いと思います。
その中で「無痛分娩」という"選択肢"が一方的な悪者にならずに、これからも妊婦さんの選択肢のひとつとして普及していってほしいなと思いました。


あ、でも無痛分娩にも良し悪しはあるし、場合によっては帝王切開になってしまうこともあるので、何よりも信頼できる病院(先生)を探すこと、そして不安なことは事前にしっかり確認することは忘れないでくださいね!

 

そういえば、入院するときの荷物の中に、夫が買ってきた&友人がくれた安産祈願と、グラブルの団長が入院の2日前に「これを私だと思って出産頑張って」と言ってプレゼントしてくれた気持ち悪いぬいぐるみを入れておきました。

f:id:hnpp:20170522163336j:plain

いろんなパワーをいただいたおかげで、安産だったのかも!ありがとうございました!!

 

無痛分娩での出産レポート2「分娩台で団イベ」

こんにちは、ぽっぽ先生です。

5月ももう半分終わってしまったんですね…。ここ数週間は娘専用ドリンクバーとして生きているのであまり日付や曜日の感覚がないのですが、実家で過ごす時間もあと10日ほどとなりました。自宅に戻ると家事育児と猫の世話が待っているので、この出産レポートも忘れないうちに早めに書きたいなぁと思います。

というわけで出産レポートの続きです!


前回の記事はこちら

hnpp.hatenablog.com

 

麻酔の説明から部屋の移動まで

朝7時半すぎに陣痛促進剤の投与を始めて1時間ちょっとでお腹が痛くなり、どうやら陣痛が始まったらしいわたし。事前に他の人の分娩レポートを読んだ時には、子宮にバルーンを入れたとか、促進剤の投与から陣痛が始まるまで数時間掛かったとかいう話があったので、想定していたよりもスピーディーな展開にちょっと焦る。

事前にネットで読み漁っていた無痛分娩レポートにあった「まだこのくらいの痛みなら耐えられると思って麻酔を遠慮していると、気がついたら耐えられないくらいの痛みになってて麻酔の意味がなくなるから、痛くなってきたら早めに麻酔を打ってもらうべし」という先人の有難いアドバイスに忠実に従い、生理痛くらいの痛みを感じてきた時点で助産師のワタナベさんに「すみません、お腹が痛いです!あとトイレ行きたいです!!」と、授業中の小学生のように申告しました。


右腕に刺さった点滴マシンを引きずって部屋の外のトイレへ。この点滴を引きずって歩く感じ、病院感がある!(※病院です)
普段、健康優良児で入院とは縁遠い生活なので、初めての経験に「転んだり引っかかったりしたら点滴が外れて痛そうだな…」とヒヤヒヤしながら用を足しました。ちなみに前回のアルティメット内診のおかげで、産褥パッド(生理用ナプキンのおばけみたいなやつ)が鮮血に染まっていました。もはや物理攻撃。

 

部屋に戻ったらすぐに麻酔科の先生がやってきて、これから施してくれる麻酔の説明をしてくれました。詳細は忘れちゃったけど、どういう種類の麻酔を打つのかとか、赤ちゃんへの安全性とか、注入するときは冷たくなりますよとか、麻酔の特性上痒みを感じることがありますよとか、母体への副作用や様々なリスクの確率の話とか、そんな話でした。


当然、当日にいきなりこの説明されるのではなく、妊娠中の健診で(32週くらいの頃)麻酔科の先生が小一時間、マンツーマンでじっくり同じ説明をしてくれました。心配なことや不安なことがあれば事前に質問できるので、安心して当日に臨めるのが良いですね。まぁわたしはその説明の際に「最後に何か質問はありますか?」と聞かれても「特にありません!」と元気に答えていましたが。これが就職面接だったら絶対落ちるタイプです。

 

説明が終わったら麻酔科の先生と入れ替わりにワタナベさんがやってきて「じゃあ部屋を移動しますねー」と声をかけてきました。同じ部屋で陣痛促進剤を投与していた他3組の妊婦さんは、まだ移動する様子はなく。やはりわたしが一番展開が早いようでした。わたしが先陣を切って、いい流れを作らなければ…という謎の使命感が生まれる。

「じゃあ、奥さん移動して麻酔の処置をしている間に、ご主人は宿泊用の個室に荷物を運んでくれますか?」と、ワタナベさんが付き添いの夫に言いました。無駄に色々詰め込んだ結果、大きめバッグ3つ分になってしまったわたしの大荷物を運び出す夫。完全にわたしのマネージャーのようになっているけど、来てくれてありがとうな!

 

結構痛かった硬膜外麻酔

移動した先は、よくドラマとかで見る手術室のような部屋。乗せられたベッドはどうやら分娩台っぽい。そうか、荷物も個室へ移動させられたってことは、わたしは子供を産むまでこの部屋に監禁されるのだな…と、妙な覚悟を決める。

ベッド状に平らになった分娩台に横たわり、麻酔科の先生による硬膜外麻酔の処置が始まりました。硬膜外麻酔とは、背骨のあたりにチューブを入れて、そこから麻酔を入れていくもの…らしい。驚くほど説明が下手ですが、要は背骨のあたりに注射を打たれて体の中にチューブを入れられます。これだけ聞くと痛そうでしょ?痛いんです、これが

といっても、わたしが一番痛いなと思ったのはチューブを通す処置の前に、皮膚を麻痺させるための注射?です。まあ背骨に注射されるのは普通に痛いですよね。痛みの質は想像通りって感じでした。

ただ、それ以降の処置は全く痛くなかったです!冷たくなったり、ちょっとしびれる感じがしたり、くすぐったい感じとかはあったのですが、痛くはなかったです。痛い思いをした背中の注射のおかげで、麻酔を注入するためのチューブを入れる処置は全然痛くなかったし、チューブ自体もすごく細いので、入れた後もまったく違和感はありませんでした。
あと、麻酔科の先生がすごく丁寧かつ親切な方で、逐一「ちょっと冷たくなります」とか「少し痛いですけどすぐ終わりますから」とか声を掛けてくれて、ビビって若干震えていたわたしにはそれが何だかとても心強かったです。

ちゃんと時計を見てなかったからあれですが、15分くらいで麻酔の処理は終わったのかな?てきぱきと管を通されて、あとは子宮口が10cm(全開)まで開くのを待つのみ。麻酔後も子宮口の開きを確認するために何度も内診されましたが、朝一のアルティメット内診が嘘のように全く痛くありませんでした。これは麻酔のおかげなのか、それともやる人の問題なのか…。

 

分娩台から団イベ

麻酔注入後、それまで続いていた重めの生理痛みたいな痛みは徐々に消えて行きました。子宮口は5cmくらいまで開き、陣痛を計測するモニターを見る限りだいぶ陣痛の間隔も縮まっているようですが、何せ無痛なのでひたすら寝ているのみ。携帯電話を持ち込んでいたので、とりあえずグラブルやってました。

4月25日の出産当日は、グラブルのイベント(通称団イベ)の真っ只中。この後、お産が進んだ後は携帯なんかいじってる場合じゃなくなるかもしれないから、今のうちにノルマのポイントを稼いでおかなければ…という一心で必死にグラブってました。横で付き添ってた夫、苦笑。分娩台の上で団イベ参加した経験ある騎空士、世の中に5人もいないんじゃないか??

夫と喋りながらグラブルをしつつベッドの上でゴロゴロしてる様子は自宅とさほど変わらないのでは…と思いつつ、しばらく経った頃に徐々に麻酔の副作用が発症してきました。

副作用とは人によって出たり出なかったり、出る症状もそれぞれ違うようです。わたしの場合は、特に上半身の痒みが酷かったです。腕とか胸元がかゆくてポリポリ掻いてたら、麻酔科の先生が「この痒みは皮膚の痒みじゃなくて神経からくるものだから、掻いてもあまり意味ないですよ」と冷静にぶった斬ってくれたので、なるべく掻くのを我慢…。結局痛みが無い代わりに最後までかゆみと戦うことになりました。

 

ここまで順調!と思いきや、院長先生から不穏な言葉が…

そうこうしているうちに、時間は午前10時30分ごろ。担当助産師のワタナベさんが10分か15分に1回くらい様子を見に来てくれる以外は基本的にただひたすら待つだけ。

夫と「陣痛が来るたびにあのモニターの数字が上がっていくけど、上がり方が欽ちゃんの仮装大賞みたいだね」と、ものすごくくだらない会話をして過ごしていました。よく「20時間ほど陣痛で苦しんだ」といった体験談を聞きますが、本人も、付き添って苦しむ姿を見守る旦那さんも辛いですよね…。

 

そして午前11時ごろ、ワタナベさんがやって来た時に「まだしばらく掛かりそうですか?」と聞いてみたら「そうだねー、順調に行っても夕方くらいにはなるんじゃないかな。ご主人、今のうちにお昼ご飯食べに行ったら?」と言ってくれました。

正直、夫はわたし以上に暇だと思うし、ずっと椅子に座っているのも辛いだろうと思っていたので、ワタナベさんの提案にわたしも「そうだね、ゆっくり行ってきなよ」と快く送り出しました。

 

夫がランチに出かけてすぐ、院長先生が本日初登場。ちょっと喋り方がオカマっぽいおじさんだけど、腕は確か(という噂)の先生です。さっそく内診をしてくれたのですが、何やら「うーん」と首を捻っていました。なんだなんだ、事件か?とわたしが怪訝そうな様子を見せると、院長先生がこう言いました。

 

「子宮口は開いているのに、赤ちゃんが全然下に降りていないなぁ。降りてこないのか、何らかの原因で"降りられない"のか判断できないけど、もし降りられない原因があるなら、帝王切開に切り替えなければならないかもねぇ」

 

な、なんだってー!?

 

次回に続きます。

無痛分娩での出産レポート1「陣痛とオマール海老」

早いもので、4月25日にフーさんがこの世に爆誕してから2週間以上経ちました。その間に世間はゴールデンウィークがあったりして、家から出られないわたしはTwitterでみなさんが色々な場所へ出かけたり、美味しそうなお酒やお料理を召し上がっているのを見ては、スマホの前でガーゼのハンカチを噛み締める日々でした。

妊娠中、とくにつわりが酷い時期は『お酒を1滴も飲んでもいないのに一番過酷なレベルの二日酔いが毎朝やってきて、それが1日中続くような日々』だったので、あまりの具合の悪さに「もう二度と酒とか飲まなくてもいい」とさえ思っていたものでした。

ところがどっこい!出産後はビールが飲みたくて仕方がありません。体が麦を欲している感じがします。できれば銘柄はサッポロで。まあ向こう1年近くは飲めない予定なんですけどね…。しかし妊娠・出産を通してこんなに人の体って変わるものなのかー!という発見もいろいろありました。それはまた別の機会にお話ししようとおもいます。

 

今回はタイトルの通り、出産当日のお話を書きたいと思います。といってもスタートから産むまで本当に4時間半くらいだったので、結構あっさりした内容になりそうですが…。これから出産、無痛分娩での出産を考えている方の少しでも参考になればと思います!

はじめに

無痛分娩での出産を希望していたわたしは、胎児の発育状況を見つつ医師と相談して、予定日(5月9日)のちょうど2週間前、妊娠38週1日にあたる4月25日に誘発分娩をすることになりました。これは病院によって方針が大きく違うと思うのですが、友達の話を聞くと無痛分娩でも自然に陣痛が来るのを待つところが多いみたいです。

誘発(計画)分娩のいいところは、やはり心と体の準備がしっかりできることだと思います。入院準備もしっかりできたし、出産前日も夫と、2人+2匹の最後の夜をゆったり過ごし、しっかり食事と睡眠をとって本番に臨む事ができました。

 

当日朝 いざ戦場へ

わたしが出産した病院は実家方面の、自宅から少し遠いところにあるので、入院用セットを持って夫と共に車で病院まで向かいました。(夫は立会い希望)

「当日は朝7時30分に病院に来てくださいね〜。朝ごはんは普通に食べてきていいですよ!」と言われていたので、とりあえず途中にあったマックに寄って朝マックのセットを注文。すると店員さんに「いまフライヤーが壊れていて、ハッシュポテトを揚げるのに5分ほどお時間をいただいてしまうんですが…」と申し訳なさそうに謝られる。悠長にハッシュポテトが揚がるまで待っていられなかったので、ソーセージマフィンと飲み物だけいただくことにしました。

隣のレジでOLさんが「そんなに待てません!3分じゃ揚がらないんですか!?」と店員さんに詰め寄っていたのが印象的でした。3分なら待てるのか。

 

病院到着から陣痛促進剤投与・内診

7時30分より少し前に病院に到着。スタッフステーションに行くと、夜勤明けらしき助産師さんが出迎えてくれました。お疲れ様です。

大部屋に案内され、割り当てられたベッドには病院から支給されるお産グッズと入院着が準備されており、助産師さんに「入院着に着替えて少し待っててくださいね」と言われる。

大部屋にはわたしたちの他に、既に3組ほど先に入って促進剤を投与されている様子でした。カーテンで仕切られているから顔は見えなかったけど、密かにその人たちのことを「同じ日に出産する戦友(とも)」みたいに思っていました。

着替えが終わってからすぐ先ほどの助産師さんがやってきて、お腹に胎児の心音と陣痛の状態がわかる装置(名称不明)を取り付けられ、陣痛促進剤の点滴の準備をしてくれました。促進剤は、最初は少量から入れて徐々に量を増やしていくようです。

7時45分ごろ、もろもろのセッティングが終わり、助産師さんが「子宮口の開き具合を確認しますねー」と言って内診をしてくれました。が、これがものっっっすごい痛い

透明な薄い手袋をして、下から指を突っ込んでグリグリされるのですが、思わず「ウッ……」と声が漏れてしまうほど痛かったです。生理痛のものすごい痛いバージョン。前に院長先生が内診してくれた時はそんなに痛くなかったんだけど、助産師さんは笑顔で容赦のない感じでわたしの内臓をグリグリしていました…。

「うーん、3cmくらい開いてますねー。スタートとしては悪くないかな。」と、助産師さん。その指には内診の際に出血したわたしの返り血が!

…と、怯えるわたしをよそに「それじゃあもう少し様子みましょうね〜」と言って笑顔で去って行きました。これが日々戦場生き抜く戦士の余裕か…。

このあとしばらく内診のせいでお腹の痛みが続いていました。

 

陣痛が促進されまくる

点滴開始から約30分後の8時過ぎ、なんとなーくお腹が痛いような感覚がやってきました。しかし先ほどの助産師さんのハードな内診による痛みなのか、陣痛の痛みなのか判断がつかず。

時々助産師さんが見に来てくれるタイミングで「何かちょっとお腹が痛い気がします」と伝えると「じゃあ促進剤の量増やしてみましょうか」と言われて、点滴をいじられました。促進剤を促進しているようです。

その後、30分もしないうちに腹痛の波が本格化してきました。けっこうキツい生理痛くらいの痛みが定期的にやってきます。これが陣痛のプロローグか…思ったより早かったな。

定期的にやってくる痛みに耐えながら、助産師さんがやってくるのを待つこと数十分。勢いよくシャ!っとカーテンが開いたと思ったら、先ほどのアルティメット内診をしてくれた助産師さんとは別の女性が現れました。

 

「こんにちは!夜勤のメンバーと担当交代しました、ワタナベです。よろしくね!早速だけどお祝い膳のメニュー選んでもらえるかな?」

 

え、今??

 

そう言ってワタナベさんがわたしにメニュー表を渡してくれました。

ちなみにお祝い膳とは、出産を頑張ったママへのご褒美のような病院側のサービスで、フランス料理のフルコースのような料理が振舞われるのです。わたしの病院も例に漏れずお祝い膳があり、退院の前日に豪華な料理を食べることができました。

これは入院前から大変楽しみなサービスではあったのですが、まさか陣痛がやってきた真っ只中に全6種類のメニューから2種をお選びくださいと言われるとは思いませんでした。

痛みに耐えながら(お、オマール海老のポワレ……?ポワレって何だ…??)などと悩むわたし。あまり真剣に考える余裕も無かったので、とりあえずメニュー名からどんな料理か想像がつきやすい「和牛のステーキ」と「子羊のスペアリブ」みたいなのを選びました。実際お祝い膳が出てから気づいたのですが、両方とも肉を選んだのでものすごく茶色いお祝い膳になりました。

 

無事にメニューを選び終わったところで時刻は9時。お腹の痛みは着実に重くなっていきます。何となく不安になってきたので、動けるうちにトイレに行っておき、来るべき戦いに備えました。戻ってきたところでワタナベさんが「本格的に陣痛来てるっぽいから、麻酔科の先生呼んでくるねー」と言って麻酔科の先生を呼びに行きました。

 

続きはまた次回!