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KING OF PRISM(キンプリ) を見て人生を見つめなおした話

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現在(一部)ちまたで話題沸騰中の「キンプリ」こと「KING OF PRISM by PrettyRhythm」を見てきました。

内容云々はネタバレになるというよりも多分説明しても見てない人には「この人ちょっと頭おかしくなっちゃったかな??」と思われるので、ひとまず置いておいて。わたしがキンプリを見て感じたことを綴ってみようと思います。

 

邪険にしてしまった「キンプリ」

わたしがキンプリを初めて知ったのは、2016年1月下旬。10年以上の付き合いである友人「みーた」氏からの(やや強引な)お誘いがきっかけでした。

「俺が金出すからキンプリを見に行って欲しい」
「そんで、見たら感想をブログに書いて欲しい」

みーた氏が以前からプリティーリズム好き…というか信者だったことは元々知っていたのですが、わたしはそもそも原作であるプリリズを見たことがないし、知らない作品のスピンオフ作品といわれてもなぁ…と、初めはピンとこなかったのが正直な印象でした。それよりも30歳をゆうに超えたおっさんが、女児向けアニメの、しかもボーイズアイドルものの映画を必死に勧めてくるなんて「この人ちょっと頭おかしくなっちゃったかな??」とさえ思っていたのです。

しかしせっかくの誘いだから見に行ってみるか…と考えたものの、その時は上映館が少なく、上映時間も早朝か深夜のレイトショーかという感じでした。たまたま1月・2月は土日の予定がほぼ全て埋まっていたこともあり「行けたら行くね」という、至上最も信用されないであろうセリフを吐いて、その場はみーた氏との会話を終えました。

じわじわ流行り始めた「キンプリ」

2016年2月。3週目にはいった頃、わたしのTwitterのタイムラインでも急に「キンプリ」という単語が飛び交うようになってきました。2月初旬にわたしがぽつりと「誰かキンプリ見に行こうよ」とつぶやいたのに対して1件もリプが来なかったのに対し、2月中旬以降は「キンプリ見たい」とつぶやいたら「わたしも気になってるんだよね」「一緒に行こう」「キンプリ見ないと殺す(過激派)」というリプがたくさんつくようになりました。

 
そして気づいた頃にはキンプリは「誰も見向きもしていなかった作品」から「見ないと世間の話題から乗り遅れてしまう作品」になっていました。この間約2週間。世間が急激に変わった瞬間でした。

そんで「キンプリ」を見に行った感想

仕事のタイミングなどを見計らってようやく行けそうな日程を調整して、初めて見に行ったのは新宿バルト9のレイトショーでした。25:50開始の回だったので周りは当然成人済みであろう大人の方々ばかりでしたが、男性もすごく多くて驚きました。まあ、元の作品であるプリリズのファン層を考えるとそれも納得なのですが。広めのシアターで席は8割くらい埋まっていたかな?金曜日の夜とはいえ、レイトショーにしてはかなりの人の入りだったかと。

とりあえず初見の感想を箇条書きにすると

  • プリリズ未見の初心者でも余裕で楽しめる
  • 頭をからっぽにして無心で見られる(考えたら負け、感じろ)
  • 作品オリジナル曲ももちろんあるけど、誰もが聴いたことあるTRFの名曲が挿入歌に使われているので親しみやすい
  • 男子の裸体がふんだんに見られる
  • 見終わったあとに笑顔になれる
  • ヒロ様ヒロ様ヒロ様ヒロ様ヒロ様ヒロ様ヒロ様ヒロ様
  • 前後編の前編、ただし後編が作られるかどうかは観客動員数次第


そして何よりも

見てよかった。もっと早く見に行っていればよかった。

というのが一番の感想でした。

ストーリーが面白いとか、作画がいいとか、そういう話ではないんです。
作品への愛と、見る人を楽しませよう、笑顔にしようっていう意気込みがスクリーンいっぱいに、音楽に乗せて伝わってくるんです。

だから、逆にそういうのが受け付けない人も居ると思います。でもわたしは見終わってすぐみーた氏に「早く観に行かなくてすまんかった」とLINEしました。スマホの前で全裸で土下座しました。

世の中には、すごく愛情のあるスタッフに支えられているけど、日の目を見ずに消えていく作品がたくさんあると思うんです。話に聞くと、キンプリもそういう作品のひとつで、予算がない中スタッフとファンの愛だけで作られた「最初で最後になるかもしれない50分の映画作品」だそうです。まさに背水の陣。

この辺について、くわしくはこちらをご覧ください。

irissoku.com

 

KING OF PRISM を見て(ちょっと)変わった人生観

数週間前の自分を振り返ってみました。

必死に勧めてくれた友人の話を半分聞き流し、心の何処かで「元ネタ知らないし自分には関係無いな」と排除していたわたし。たまたま突然火がついて大爆発したことがきっかけでようやく重い腰を上げたけれど、いざ作品を見て、正直とてもとても反省しました。

もしあのまま人気が出ていなかったら、この作品に触れることなく人生が終わってしまっていたかもしれない。
もしあのまま人気が出ていなかったら、後編が作られることも無かったのかもしれない。

全ては結果論ですが、あの時友人の勧めを素直に受け入れていなかった自分のアゴをタウンページの角で殴りつけたい気持ちになりました。

わたしは元々フットワークが軽い方では無いですし、いきなり性格というか性質を変えるのは難しいことだとは思うんですけれども、結局インプットが無ければアウトプットは生まれない。人生すべてにおいて選り好みしすぎず、偏った考え方をしすぎず、色々と触れてみるべきだなと思いました。


わたしにとって「キンプリ」は、そんな大事なことに気がつくきっかけになった作品です。もっとキンプリの世界を知るために、原作であるプリリズも見ようと思います。dTVも契約しました。

 

そんなわけで、映画の感想でもなんでもないですが、最後はこの言葉で締めたいと思います。

KING OF PRISMを見てください。