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病まない

無痛分娩での出産レポート2「分娩台で団イベ」

こんにちは、ぽっぽ先生です。

5月ももう半分終わってしまったんですね…。ここ数週間は娘専用ドリンクバーとして生きているのであまり日付や曜日の感覚がないのですが、実家で過ごす時間もあと10日ほどとなりました。自宅に戻ると家事育児と猫の世話が待っているので、この出産レポートも忘れないうちに早めに書きたいなぁと思います。

というわけで出産レポートの続きです!


前回の記事はこちら

hnpp.hatenablog.com

 

麻酔の説明から部屋の移動まで

朝7時半すぎに陣痛促進剤の投与を始めて1時間ちょっとでお腹が痛くなり、どうやら陣痛が始まったらしいわたし。事前に他の人の分娩レポートを読んだ時には、子宮にバルーンを入れたとか、促進剤の投与から陣痛が始まるまで数時間掛かったとかいう話があったので、想定していたよりもスピーディーな展開にちょっと焦る。

事前にネットで読み漁っていた無痛分娩レポートにあった「まだこのくらいの痛みなら耐えられると思って麻酔を遠慮していると、気がついたら耐えられないくらいの痛みになってて麻酔の意味がなくなるから、痛くなってきたら早めに麻酔を打ってもらうべし」という先人の有難いアドバイスに忠実に従い、生理痛くらいの痛みを感じてきた時点で助産師のワタナベさんに「すみません、お腹が痛いです!あとトイレ行きたいです!!」と、授業中の小学生のように申告しました。


右腕に刺さった点滴マシンを引きずって部屋の外のトイレへ。この点滴を引きずって歩く感じ、病院感がある!(※病院です)
普段、健康優良児で入院とは縁遠い生活なので、初めての経験に「転んだり引っかかったりしたら点滴が外れて痛そうだな…」とヒヤヒヤしながら用を足しました。ちなみに前回のアルティメット内診のおかげで、産褥パッド(生理用ナプキンのおばけみたいなやつ)が鮮血に染まっていました。もはや物理攻撃。

 

部屋に戻ったらすぐに麻酔科の先生がやってきて、これから施してくれる麻酔の説明をしてくれました。詳細は忘れちゃったけど、どういう種類の麻酔を打つのかとか、赤ちゃんへの安全性とか、注入するときは冷たくなりますよとか、麻酔の特性上痒みを感じることがありますよとか、母体への副作用や様々なリスクの確率の話とか、そんな話でした。


当然、当日にいきなりこの説明されるのではなく、妊娠中の健診で(32週くらいの頃)麻酔科の先生が小一時間、マンツーマンでじっくり同じ説明をしてくれました。心配なことや不安なことがあれば事前に質問できるので、安心して当日に臨めるのが良いですね。まぁわたしはその説明の際に「最後に何か質問はありますか?」と聞かれても「特にありません!」と元気に答えていましたが。これが就職面接だったら絶対落ちるタイプです。

 

説明が終わったら麻酔科の先生と入れ替わりにワタナベさんがやってきて「じゃあ部屋を移動しますねー」と声をかけてきました。同じ部屋で陣痛促進剤を投与していた他3組の妊婦さんは、まだ移動する様子はなく。やはりわたしが一番展開が早いようでした。わたしが先陣を切って、いい流れを作らなければ…という謎の使命感が生まれる。

「じゃあ、奥さん移動して麻酔の処置をしている間に、ご主人は宿泊用の個室に荷物を運んでくれますか?」と、ワタナベさんが付き添いの夫に言いました。無駄に色々詰め込んだ結果、大きめバッグ3つ分になってしまったわたしの大荷物を運び出す夫。完全にわたしのマネージャーのようになっているけど、来てくれてありがとうな!

 

結構痛かった硬膜外麻酔

移動した先は、よくドラマとかで見る手術室のような部屋。乗せられたベッドはどうやら分娩台っぽい。そうか、荷物も個室へ移動させられたってことは、わたしは子供を産むまでこの部屋に監禁されるのだな…と、妙な覚悟を決める。

ベッド状に平らになった分娩台に横たわり、麻酔科の先生による硬膜外麻酔の処置が始まりました。硬膜外麻酔とは、背骨のあたりにチューブを入れて、そこから麻酔を入れていくもの…らしい。驚くほど説明が下手ですが、要は背骨のあたりに注射を打たれて体の中にチューブを入れられます。これだけ聞くと痛そうでしょ?痛いんです、これが

といっても、わたしが一番痛いなと思ったのはチューブを通す処置の前に、皮膚を麻痺させるための注射?です。まあ背骨に注射されるのは普通に痛いですよね。痛みの質は想像通りって感じでした。

ただ、それ以降の処置は全く痛くなかったです!冷たくなったり、ちょっとしびれる感じがしたり、くすぐったい感じとかはあったのですが、痛くはなかったです。痛い思いをした背中の注射のおかげで、麻酔を注入するためのチューブを入れる処置は全然痛くなかったし、チューブ自体もすごく細いので、入れた後もまったく違和感はありませんでした。
あと、麻酔科の先生がすごく丁寧かつ親切な方で、逐一「ちょっと冷たくなります」とか「少し痛いですけどすぐ終わりますから」とか声を掛けてくれて、ビビって若干震えていたわたしにはそれが何だかとても心強かったです。

ちゃんと時計を見てなかったからあれですが、15分くらいで麻酔の処理は終わったのかな?てきぱきと管を通されて、あとは子宮口が10cm(全開)まで開くのを待つのみ。麻酔後も子宮口の開きを確認するために何度も内診されましたが、朝一のアルティメット内診が嘘のように全く痛くありませんでした。これは麻酔のおかげなのか、それともやる人の問題なのか…。

 

分娩台から団イベ

麻酔注入後、それまで続いていた重めの生理痛みたいな痛みは徐々に消えて行きました。子宮口は5cmくらいまで開き、陣痛を計測するモニターを見る限りだいぶ陣痛の間隔も縮まっているようですが、何せ無痛なのでひたすら寝ているのみ。携帯電話を持ち込んでいたので、とりあえずグラブルやってました。

4月25日の出産当日は、グラブルのイベント(通称団イベ)の真っ只中。この後、お産が進んだ後は携帯なんかいじってる場合じゃなくなるかもしれないから、今のうちにノルマのポイントを稼いでおかなければ…という一心で必死にグラブってました。横で付き添ってた夫、苦笑。分娩台の上で団イベ参加した経験ある騎空士、世の中に5人もいないんじゃないか??

夫と喋りながらグラブルをしつつベッドの上でゴロゴロしてる様子は自宅とさほど変わらないのでは…と思いつつ、しばらく経った頃に徐々に麻酔の副作用が発症してきました。

副作用とは人によって出たり出なかったり、出る症状もそれぞれ違うようです。わたしの場合は、特に上半身の痒みが酷かったです。腕とか胸元がかゆくてポリポリ掻いてたら、麻酔科の先生が「この痒みは皮膚の痒みじゃなくて神経からくるものだから、掻いてもあまり意味ないですよ」と冷静にぶった斬ってくれたので、なるべく掻くのを我慢…。結局痛みが無い代わりに最後までかゆみと戦うことになりました。

 

ここまで順調!と思いきや、院長先生から不穏な言葉が…

そうこうしているうちに、時間は午前10時30分ごろ。担当助産師のワタナベさんが10分か15分に1回くらい様子を見に来てくれる以外は基本的にただひたすら待つだけ。

夫と「陣痛が来るたびにあのモニターの数字が上がっていくけど、上がり方が欽ちゃんの仮装大賞みたいだね」と、ものすごくくだらない会話をして過ごしていました。よく「20時間ほど陣痛で苦しんだ」といった体験談を聞きますが、本人も、付き添って苦しむ姿を見守る旦那さんも辛いですよね…。

 

そして午前11時ごろ、ワタナベさんがやって来た時に「まだしばらく掛かりそうですか?」と聞いてみたら「そうだねー、順調に行っても夕方くらいにはなるんじゃないかな。ご主人、今のうちにお昼ご飯食べに行ったら?」と言ってくれました。

正直、夫はわたし以上に暇だと思うし、ずっと椅子に座っているのも辛いだろうと思っていたので、ワタナベさんの提案にわたしも「そうだね、ゆっくり行ってきなよ」と快く送り出しました。

 

夫がランチに出かけてすぐ、院長先生が本日初登場。ちょっと喋り方がオカマっぽいおじさんだけど、腕は確か(という噂)の先生です。さっそく内診をしてくれたのですが、何やら「うーん」と首を捻っていました。なんだなんだ、事件か?とわたしが怪訝そうな様子を見せると、院長先生がこう言いました。

 

「子宮口は開いているのに、赤ちゃんが全然下に降りていないなぁ。降りてこないのか、何らかの原因で"降りられない"のか判断できないけど、もし降りられない原因があるなら、帝王切開に切り替えなければならないかもねぇ」

 

な、なんだってー!?

 

次回に続きます。