ハニポッポ

オタクの月次報告会

予備知識ゼロで映画『名探偵コナン ゼロの執行人』を観てきた話

皆さんお久しぶりです、ぽっぽ先生です。前回の記事から約3ヶ月も期間が空いてしまいましたが、お変わりないでしょうか。わたしは相変わらずカブトムシに養分を吸われる樹木のような気持ちで毎日楽しく育児をしています。

 

さて今回は表題のとおり現在公開中の映画「名探偵コナン ゼロの執行人」を見て来た感想を書きます。ゼロの使い魔じゃないですよ。CV釘宮理恵は出てきませんからね。

なるべくネタバレにはならないように配慮したつもりではあるのですが、読み返したらけっこうネタバレを含んでしまったので、ネタバレは1mmたりとも見たくない!という方は読むのをお控えくださいませ。

 

わたしのはなし

まず、わたし自身は名探偵コナンについての知識レベルはほぼ初心者だということをお伝えします。とはいえ、キャラや世界観を全く何も知らないわけではなく、原作コミックス1巻程度の知識はあります。たとえば、ドラゴンボールは世界中に散った7つのボールを集めると神龍を呼び出して、内容にかかわらず何でも1つだけ願いを叶えてくれるとか、鋼の錬金術師は失った自身と弟の肉体を取り戻すために旅をしているとか、そのくらいのレベルです。
ちなみにコナンの映画は本作で22作目ですが、わたしがコナンの映画を見るのは今回で記念すべき1作目となります。

今回たまたまグランブルーファンタジー名探偵コナンとのコラボイベントがあり(今回の映画の宣伝の一環ですね)その内容が思いのほか面白かったのと、コラボでも登場した安室さんが妙に気になったので、映画を観にいく決心をしました。幸い家から徒歩数分圏内に本作を上映している映画館があり、娘を寝かしつけた後のレイトショーなら仕事終わりの夫に留守を預けて映画を観に行くことができました。

というわけで「ゼロの執行人」で物語のキーパーソンとなる『安室透』という人物についての知識はまさにゼロ。グラブルのコラボで「金髪褐色男子、性癖だわ〜」という感想を抱いた程度でした。

その程度の知識量でこの映画が楽しめたのか?というと、結論は『大いに楽しめた』です。

もちろん、本編を読んだり過去の映画を観ていたほうがより物語を深く楽しめたことは間違い無いと思うのですが、知らないことによって余計な背景を考えず、純粋に内容を楽しめたようにも思えます。まあでも、コナンの内容を本当に一切知らないという方は、せめてWikipediaであらすじくらいは読んでおいたほうがいいかもしれません。

 

さて、ここからわたしの感想の本題に移りたいと思います。

 

安室透がとにかくかっこいい 

初っ端からだいぶIQ低めの見出しで申し訳ありません。でも他に彼を形容すべき語彙は、全部最後の爆風に飲み込まれて消えました。(ネタバレ)

まあでも、かっこいいにも色々あるじゃないですか。顔がかっこいいとか、背が高くてスタイルが良くてかっこいいとか、頭が良くてかっこいいとか、生き様がかっこいいとか、地位と名誉と金があってかっこいいとか。
その点でいうと、安室さんはめちゃくちゃかっこいいです。
前述した項目を全て満たした、まさにPERFECT HUMAN。


正直、映画を見る前はわたしもちょっと斜に構えていました。周りから「映画を見て安室さんに惚れない女はいない」という前評判も聞いていたのですが、正直ぶっちゃけて言えば「いやぁ〜〜〜でもねぇ〜〜結局は名探偵コナンだしな〜??ww」みたいな感じでした。

今は、昨日までの自分をブン殴りたい気持ちでいっぱいです。

 

 

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映画前半のわたしの様子(イメージ)

 

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映画、ラスト15分くらいのわたしの様子(イメージ)

 

完敗。

 

「自分は絶対に大丈夫」など、思い上がりが過ぎました。最初から、少しでも勝機があると思ったのが間違いでした。安室透を、好きになるなって方が難しいです。女は地位と名誉と高身長と金を持った生き様がかっこいい男を、基本的に嫌いにはなれないのです。生存本能的に。

 

何よりも凄いのは、安室透という男性を好きになるのに2時間も必要は無かった、という点です。はっきり言って途中までは「ふーん」って感じでした。
でも彼は、安室さんは、ラストたったの15分程度で、いわば初対面のわたしの心を奪い去って行ったのです。こんなの昔から好きだった人は100万回惚れ直しますよ。

 

ちょうど一年ほど前に娘を産んだわたしは、女性というよりも母親という面が強くなりました。それは親として当然のことです。今のわたしは子どもを育む土であり、慈しむ水であり、明るく照らす太陽であり、優しく包む大気のようであるべきなのです。実際は全然そんなこと無いんですけど。 

まあ、子育て最優先で生きてると、自分の性別とかそういう概念を一瞬忘れるんですね。テレビでイケメンとか見ても「このイケメンを生み育てた母親はさぞ人生楽しいだろうなぁ」とか、ついつい母目線。愛だの恋だの、そんなものは胎盤と一緒に外に出ちまったぜ!!みたいに思ってたんです。

 

が。

 

映画を観終わったあと、しばらく胸の鼓動が止まらなくなり、甘酸っぱいような、締め付けられるような、不思議な感情でいっぱいになりました。映画館から徒歩数分の帰りの道のりも、安室さんのことでいっぱい。さっきまで一緒にいたのに、すぐに引き返してまた会いたくなるような。恋に落ちた時ってこんな感じだったかな、なんて若き青春の日々を振り返りました。いい歳して。

 

その他、全体を通して

 

映画は全部で2時間ほどでしたが、そのうち1時間半は事件の真相や謎を究明していくパート。後半30分はクライマックスに向けた怒涛の展開が続きます。


前半も無駄のない展開でテンポ良く話が進んでいくので初見は飽きさせないどころか、内容についていくのが精一杯でした。そして後半がとにかくすごい。例えるなら、夏休みの宿題で鉢植えにアサガオの種をまいて観察してたら、突然ユグドラシルの大樹が生えてきた、とか、ママチャリに乗って公道を走ってたらいつの間にかフェラーリに乗っていた、とか、そんな感じ。(全然意味がわからない)
とにかく細けぇこたぁいいんだよ!と言わんばかりのハイレベルな超展開が続きます。


主役のコナンくんは、天才を超えて末恐ろしくなるレベルで大活躍でした。国家レベルの問題を解決できる推理力と行動力の持ち主なので、いい加減自力で大人の姿に戻れるのでは??と思うくらい。FFTでいう算術士。チート。バランスブレイカー。絶対レベル5デス使える。

あと蘭姉ちゃんはすごいですね。長い間会っていない新一をずーーっと一途に想い、信じ続けるのは並大抵の精神力じゃできません。劇中で園子ちゃんが言ったあるセリフに「それな〜〜〜〜」とめちゃくちゃ同意してしまいました。


全体的にストーリーはすごくしっかり作られていて、中には難しい用語や子供には理解しづらいであろう話も多々出てきたのですが、そこを抜きにしても老若男女、幅広く楽しめる作りになっていたと思います。さすが何十年も続く人気作品は土台がしっかりしているんだなぁと感心しきり。
観終わった感想をあえてひとことでまとめるなら「現代日本を舞台にした、ファンタジー刑事ドラマ」という感じでした。(内容は物理的にツッコミどころは多いですが、あくまでファンタジーに近い感覚で見たほうが楽しめると感じました)

 

ただ、何よりも言いたいのは、安室さんがマジでめちゃくちゃカッコ良かったということです。それだけでも見る価値があると思います。女性ホルモンが活性化するので、生理不順の女性にもオススメできます。

 

この話をしたら、友達から「とりあえずこれとこれとこれとこれを見て」と、コナンの過去のアニメや映画のリスト(安室さんが絡むもの)が送られてきました。

次はきちんと事前知識を得た上で、もう一度映画館に足を運んでみたいと思います。

 

ただ、結論としてはほぼ知識ゼロでもゼロの執行人は楽しめたよ!ということです。

観るかどうか悩んでいる方は、ぜひ観に行ってくださーい!!

 

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ぁむぁむ〜〜〜!しゅきぴ〜〜〜〜!!!

 

おわり

 

www.conan-movie.jp